「2050年の夏、今よりもっと暑くなるって本当?」

こころとからだが喜ぶ暮らしを💕
住まいる設計士 岩田邦裕です☘

2025年11月17日、
国立環境研究所と東京大学からなる研究チームが、
ちょっとショッキングな発表をしました。

それは「長期的な暑熱適応の効果を見込んでも、
気候変動と超高齢社会により21世紀半ばに向けて
熱中症死亡者数が増加する」というもの。

研究チームは数十年にわたる暑熱適応効果を考慮し、
気候変動や人口動態を踏まえて
47都道府県の将来予測を実施しました。

その結果、
基準期間(1995年から2014年)と比べて
21世紀半ば(2031年から2050年)には、
熱中症死亡数が1.6倍に増加すると予測されたのです。

私がこのニュースを見たとき、
思わず「エアコンつければ大丈夫でしょ?」
と思ってしまいました。

でも、よく考えてみてください。

私たちが建てる家は30年、50年と住み続けるもの。

10年前の夏と今年の夏、
暑さが全然違うと感じませんか?

実は私、
60年前に建てた実家で真夏に過ごしたとき、
夜中にあまりの暑さで目が覚めた経験があります。

エアコンをつけても、なかなか涼しくならない💦

あのとき
「家の性能って、こんなに大事なんだ」
と痛感しました。

今回の研究発表は、
私たちに「家は命を守るシェルターでもある」ことを
改めて教えてくれています。

研究データが明かす「暑さとの闘い」の未来

2050年には熱中症死亡数が1.6倍に

国立環境研究所の研究が明らかにしたのは、
私たちが思っている以上に深刻な未来です。

人間は暑さに少しずつ慣れていく
「暑熱適応」という能力を持っています。

でも、その適応効果を最大限に考慮しても、
気候変動のスピードには追いつけないというのです。

基準期間と比べて1.6倍という数字は、
決して小さくありません。

しかも、この予測には
超高齢社会の進行も織り込まれています。

高齢になると体温調節機能が低下し、
暑さを感じにくくなるため、気づかないうちに
熱中症になるリスクが高まるんですね。

家の中でも油断できない時代がやってくる

「熱中症は外で起きるもの」と思っていませんか?

実は、
熱中症で救急搬送される人の約4割は
住宅内で発症しています😨

特に夜間の熱帯夜が続くと、
寝ている間に体温調節がうまくいかず、
朝方に体調を崩すケースも。

エアコンをつけていても、
家の断熱性能が低いと外の熱が
どんどん侵入してきます。

その結果、冷房効率が悪くなり、
部屋によって温度差が生まれてしまうのです。

2050年に向けて、
こうしたリスクはさらに高まると予測されています。

一宮市の夏はこれからどうなる?

すでに厳しい愛知の夏が、さらに過酷に

いわいハウジングの拠点がある愛知県一宮市は、
もともと夏の暑さが厳しい地域として知られています。

内陸部に位置するため、夏は高温多湿。

35度を超える猛暑日も珍しくありません。

気象庁のデータを見ても、
この数十年で真夏日や猛暑日の日数は明らかに増えています。

これが気候変動によって
さらに加速すると考えると、正直ゾッとしますよね。

地域の気候を知る工務店だからこそできること

一宮市で家を建てるなら、
この地域特有の気候を理解した家づくりが欠かせません。

「日本全国どこでも同じ仕様でOK」なんてことは
ないんです🏠

たとえば、一宮市は日射時間の長い地域です。

太陽光発電には有利ですが!

だから、
窓の配置や軒の深さ、
日射遮蔽の工夫が重要になってきます。

地域密着で長年
この土地で家づくりをしてきた工務店だからこそ、
こうした細かな配慮ができるんですね。

単にカタログスペックが高い家ではなく、
「この土地で快適に暮らせる家」を
提案できるかどうかが、
これから本当に問われる時代になります。

命を守る家に必要な「性能」とは

高断熱・高気密が生み出す安心感

これからの家づくりで最も重要なのは、
外気温の影響を受けにくい「高断熱・高気密」な構造です。

断熱性能が高いと、外の熱が室内に伝わりにくくなります。

同時に、気密性能が高いと、
冷やした空気が外に逃げにくくなるんです。

この2つが揃うことで、
少ないエネルギーで家全体を快適な温度に保てます。

結果として、
光熱費も抑えられるし、
部屋ごとの温度差も小さくなる。

家中どこにいても涼しい環境は、
熱中症リスクを大きく下げてくれます✨

HEAT20基準で考える未来の家

「どれくらいの性能があればいいの?」と思いますよね。

一つの目安になるのが、HEAT20という断熱基準です。

これは民間団体が提唱する、
国の省エネ基準よりも厳しい断熱性能の指標。

G1、G2、G3というグレードがあり、
数字が大きいほど高性能になります。

今建てるなら、
最低でもG2レベルを目指したいところ。

なぜなら、
家は30年、50年と住み続けるものだから。

今の気候だけでなく、
2050年の気候を見据えた性能選びが、
家族の命と健康を守る投資になるのです。

まとめ

国立環境研究所の研究が示したのは、
私たちが想像する以上に厳しい未来でした。

でも、
だからこそ「今建てる家」の性能が、
これまで以上に重要になります。

高断熱・高気密な家は、暑い夏だけでなく、
冬のヒートショック対策にもなります。

一年を通じて快適で、
家族の健康を守り、光熱費も抑えられる。

そんな家づくりは、決して贅沢ではなく、
これからの時代の「当たり前」になっていくはずです。

あなたの家族が30年後も笑顔で暮らせる家を、
一緒に考えてみませんか?

「でも、高性能な家って
実際どんな感じなの?」と思ったあなたへ。


【住まいづくり相談】

いわいハウジングでは、
一宮市の気候に最適化した
高性能住宅のご相談を承っています。

断熱性能や設計の工夫について、
実例を交えながらわかりやすくご説明します。

見学会や個別相談会も随時開催中です。

まずはお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせは簡単です。

パソコン・スマホの方は下記のボタンから

メールの方は下記から
お問合せ・ご相談申込 - 一宮市で注文住宅なら健康住宅専門の工務店いわいハウジング

お電話の方は、
住まいについて相談したいのですが…」と0120-71-3804にお電話ください。
(いわいハウジングの代表番号は0586-71-3800)

 

それでは、また明日(‘ー‘)/~~

一宮市注文住宅 #高断熱高気密 #熱中症対策 #HEAT20 #気候変動と住宅

にほんブログ村 住まいブログ 住まいと健康へ

にほんブログ村

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です