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豊かな暮らしを手に入れる
住まいの基本性能

住まいを設計は、見た目のデザインだけではありません。
ずっと健康で活躍し、成績を上げていくといった住む人が本来の姿を取り戻すために必要な性能も設計しています。
陽光がたっぷり入る大きな窓のある開放的な空間にあこがれる人も多いものです。

しかし、大きな窓は、断熱性能、気密性能、耐震性能には不利に働きます。
開放感のある大きな窓があるのに性能に妥協していない いわいハウジングの性能を確認してください。


基本項目設計性能値表

基本性能 性能値
いわいハウジング性能設計基準(設計時に変更する場合があります)

快適性と光熱費に直結する断熱性能

出典:2020年を⾒据えた住宅の⾼断熱化技術開発委員会

外と内との熱が伝わらないようにすることを断熱といいます。

断熱の性能が高いほど、室温と床・壁・天井の温度との差がなくなり、人にとって心地よい空間になっていきます。冬の冷たい床を苦痛に感じている人も多いと思いますが、断熱性能が高いとエアコンの設定温度と床の温度差が少なくなり、快適に過ごせる空間になります。また、断熱性能が高いと部屋間の温度差も少なくなり、社会問題になっているヒートショックのリスクも減らせます。

日々の暮らしの中で光熱費が気になる方も多いと思います。光熱費の中でもっと大きなウェイトを占めるのが冷暖房費です。冷暖房費を下げるのには断熱性能を上げることが最も効果的です。建築費と30年間の光熱費の合算で比較した場合、断熱性能が高い家のほうがお得になります。

断熱性能は、外皮平均熱貫流率 Ua値という指標で表され、Ua値の数値が小さいほど、断熱性能が高い家になります。

いわいハウジングでは、現在の電気価格で最も経済的と言われるUa値0.4の「Evergreen Vie Chanter」シリーズと将来の電気代を見越したUa値0.26以下の「尾州・楽暮」シリーズをご用意しています。

いわいハウジング
「尾州・楽暮」
いわいハウジング
「Evergreen Vie Chanter」
いわいハウジング
「Evergreen ZEH」
ゼロ・エネルギー
・ハウス
長期優良住宅
グレードHEAT20 G3
断熱等級7(新設予定)
HEAT20 G2
断熱等級6(新設予定)
HEAT20 G1
断熱等級5(新設予定)
ZEH基準断熱等級4
外皮平均熱貫流率
Ua値(W/㎡K)
0.26以下0.46以下0.56以下0.60以下0.87以下
冬期間の
最低体感温度
概ね15℃を
下回らない
概ね13℃を
下回らない
概ね10℃を
下回らない
体感温度が
15℃未満となる割合
2%未満15%程度20%程度
暖房負荷削減率長期優良住宅から
さらに約75%削減
長期優良住宅から
さらに約50%削減
長期優良住宅から
さらに約30%削減
基準値
2020年を⾒据えた住宅の⾼断熱化技術開発委員会 HEAT20指針との比較

換気性能と光熱費に影響する気密性能

気密性能と換気性能の関係

隙間が少ないことを気密性能が高いといいます。

隙間の多い家で伊吹おろしの冷たい風と土ほこりに悩まれている人も多いのではないでしょうか?
外の風が入ってくるということは、冷暖房した空気も外へ逃げて行っているということです。
換気ができて良いじゃないかと思われる方もおられますが、必要以上の換気は、冷暖房効率を下げて、光熱費を増大させてしまいます。

逆に外で風が吹いていないときに部屋の換気をするためには、機械で換気するしか方法はありません。機械換気扇での換気設計する場合、吸気と排気の場所を設定して、部屋の空気が流れるように設定します。しかし、隙間が多い家では、計画通りに空気が流れなくて、部屋の汚れた空気が出ていきません。なので、換気扇メーカーは、気密性能値の推奨値を設定しています。

20年前から全棟で気密測定

家の隙間の状態は、気密測定によって確認することができます。
測定結果は、隙間相当面積C値(㎠/㎡)によってあらわされます。
いわいハウジングでは、1999年以来、全棟で気密測定をしてきました。
測定によって、換気扇メーカーの指定する推奨値を満たしているかを確認しています。
そして、測定結果をもとに改善を続けた結果、過去3年間の平均の隙間相当面積C値は0.22になっています。

いわいハウジング次世代省エネ基準一般的な住宅
平均C値
0.22㎠/㎡
5.0㎠/㎡以下大半が
測定不能

ダクト式第一種熱交換換気扇で光熱費の無駄をなくす換気

健康に暮らしていただくうえで最も大切なのは、換気です。家の中にはシャンプーやせっけん、化粧品に殺虫剤など化学物質がいっぱいです。それらの化学物質を吸い込まないように身を守ってくれるのが換気扇です。
いわいハウジングでは気密性能を高めて、換気扇で換気が効率よくなるようにしています。そのうえで、光熱費の無駄をなくすために熱交換式の換気扇を採用したり、排気口を床に設けてホコリを舞い上げない方式などを採用して、より良い暮らしをお届けする工夫をしています。

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床に排気口

いわいハウジングの環境共生住宅では、ダクト式第一種熱交換換気扇で換気基準に沿った安定的な換気をおこないます。
換気扇というと壁に排気口を設けるのが一般的ですが、ホコリを舞い上げてしまうという厄介な問題が生じます。いわいハウジングでは、ホコリを舞い上げないように床面に排気口を設ける形を採用しています。
写真は、お引渡し前の風量チェックをしている様子です。

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光熱費の無駄をなくす

換気のためとはいえ、せっかく適温に空調された空気をそのまま捨ててしまうのは、エネルギーの無駄です。
熱交換素子を使って、捨てる空気の熱を、入ってくる空気に移して、光熱費の無駄を省く仕組みを採用しています。

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給気口も床に

新鮮な空気も床の給気口から入ってきます。
排気口からは離れた場所に計画され、暖かな空気を部屋に取り込む暖房の吹き出し口としても使うことができるシステムになっています。
オプションになりますが、ダクト式全館空調、壁掛け式床下エアコン、太陽熱集熱パネル式をお選びいただくことで、床面も温かくなるなどの、より快適な居住環境にすることができます。

全棟で許容応力度計算はもちろんですが、空調効率の良くなる基礎設計

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いわいハウジングでは、業界に先駆けて1996年から全棟で建築基準法の1.5倍の耐震壁を設けることにしました。
その後、2000年に住宅性能表示制度が始まり、建築基準法の1.5倍が耐震等級3(最高等級)と制定されました。

いわいハウジングでは2009年からは全棟で許容応力度計算で耐震等級3(最高等級)の耐震強度を有していることを確認しています。

許容応力度計算による計算書は、最低でも150ページあり、これに基づいて構造設計図を10枚程度作成します。
いわいハウジングの構造の特徴としては、基礎は強度はもちろんですが、空調効率が良くなるような設計をしています。

年々激しくなっているといわれる台風に対応して、耐風等級2(最高等級)の強度があることも確認しています。

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いわいハウジング
仕様
長期優良住宅
基準
建築基準法
基準
耐震等級耐震等級3
(許容応力度計算)
耐震等級2耐震等級1
倍率建築基準法の
1.5倍以上
建築基準法の
1.25倍以上
建築基準法の
1.0倍以上
災害想定被害震度6~7の
地震で
軽微な損傷
震度6~7の
地震で
一部の補修
震度6~7の
地震で
倒壊しない

シロアリと健康被害から守るための防蟻処理

シロアリから建物を守ることを防蟻といいます。

いわいハウジングでは、1996年に高気密住宅に取り組み始めて以来、揮発性の防蟻剤は使用していません。
揮発性の薬剤は、健康に影響を及ぼすリスクがあります。気密住宅で揮発性の薬剤を使用のはおすすめできません。
なので、ゴキブリ団子の原料として知らているホウ酸を使用した薬剤を塗布する方式を使用しています。

主要成分であるホウ酸は、昆虫やシロアリにとっては毒となりますが、人間に対しては安全とされる成分です。
ホウ酸は、目薬などにも使われるなど人には害がないといわれており、揮発もしないので安心して使用できます。
ホウ酸系防蟻剤は、人間やペットにとっては無害でありながら、シロアリにとっては効果の高い防蟻剤なのです。

シロアリは、ゴキブリの仲間なので、ゴキブリと同じ撃退方法が効果的なのです。
つまり、ホウ酸処理がシロアリからも健康被害からも守ってくれるのです。15年間の保証が付いています。

ホウ酸処理は半永久的な効果

従来の防蟻剤とは異なり揮発しないため、効果は半永久的に持続します。
一般的な防蟻剤は、5年程度すると再度施工を実施する必要があります。
揮発する防蟻剤は、健康リスクがあるだけでなく、5年ごとの費用も大きな負担です。
しかしながら、ホウ酸処理ではその手間もコストも一切かかりません。
「一度の施工で一生の安心を。」それを可能にしたのがホウ酸処理の魅力なのです。


防蟻防湿シートによるシート工法

ホウ酸処理だけでなく、シロアリ対策・防除の土壌表面施設用防蟻シートも併用して、シロアリを寄せ付けないようにしています。
防蟻効果だけでなく防湿効果も兼ね備え、効果が長期間持続します。
世界保健機関(WHO)に認められた安全性の高いビフェントリンを使用した安全な素材です。

弱点を克服したべた基礎でシロアリの侵入経路を防ぐ

ベタ基礎の弱点としては、コンクリート打ち継ぎ箇所から雨水やシロアリが床下に侵入する不安があることでした。
その弱点をを克服し、床下を水やシロアリの侵入経路を塞ぐ べた基礎を採用しています。