年末、
久しぶりに実家に帰ったあなたは、
こんなことを感じませんでしたか?
こころとからだが喜ぶ暮らしを💕
住まいる設計士 岩田邦裕です☘

「あれ、こんなに寒かったっけ?」
「親、大丈夫かな?」
廊下もトイレも脱衣所も、
まるで冷蔵庫のよう。
布団に入っても
足先が冷たくて眠れない。
朝起きたら窓がびっしょり結露している。
子どもの頃は
気にならなかった実家の寒さが、
今になって気になる。
それは、
あなたが大人になったからじゃない。
親が年を取り、家が古くなり、
健康リスクが見えるようになったからです。
30年間、住まいづくりに
携わってきた私が断言します。
実家の寒さは、
親の血圧、睡眠、転倒、活動量に
直結しています。
そして、今のあなたの家も、いつか
「子どもが帰省して寒いと感じる実家」になる。
親の健康と、あなたの家の未来。
この2つは、実は同じテーマなんです。
帰省で気づいた「実家の寒さ」の正体
12月の帰省で感じる温度差
年末年始の帰省シーズン。
久しぶりに実家に泊まってみると、
リビングは暖房でなんとか温かいけれど、
廊下に出た瞬間にヒヤッとする。
トイレは息が白くなるほど寒い。
脱衣所で服を脱ぐのが苦痛で、
お風呂に入るのをためらってしまう。
こんな経験、ありませんか?
自分の家では感じなかった寒さが、
実家では当たり前のように存在している。
それは、実家が
古い木造住宅で断熱性能が低く、
すきま風も多いから。
暖房は部分的にしか効かず、
家全体に温度差が生まれています💦
でも問題なのは、
その寒さに「慣れてしまっている」
親世代の感覚です。

30年前、私が体験した親の家の冬
私自身、30年前に実家で過ごした
年末年始のことを今でも鮮明に覚えています。
当時、父は60代前半。
冬になると朝方に何度も
トイレに起きるようになり、
廊下を歩く足音が気になっていました。
ある朝、母が「お父さん、夜中にトイレで
転びそうになったみたい」と
心配そうに話していたんです。
当時の私は、
それを「年のせいだろう」と軽く考えていました。
でも住まいの仕事を始めて、
温熱環境と健康の関係を
学んでから気づいたんです。
あれは「年のせい」じゃなく、
「家の寒さのせい」だったんだと。
暖かいリビングから、
氷のように冷たい廊下へ。
血圧が急上昇し、頻尿を引き起こし、
寒さで体が硬くなり、足元がふらつく。
全て、家の温度差が原因だったんです😢
それ以来、
私は親世代の住まいの温熱改善に
力を入れるようになりました。
実家の窓に内窓をつけ、
廊下に小型の暖房を置き、
脱衣所にも暖房機を設置。
たったそれだけで、
父の夜間トイレの回数が減り、
母の朝の動きも軽やかになったんです。
親の健康を守るのは、
病院でも薬でもなく、
まず「家」だと実感した出来事でした。
親世代の家の寒さが奪うもの
夜間のトイレと転倒リスク
高齢者の家庭内事故で
最も多いのが「転倒」です。
そして転倒が起きやすいのが、
夜間のトイレへの移動。
暖かい布団から出て、
暗く冷たい廊下を歩き、
トイレで用を足して戻る。
この一連の動作の中で、
血圧は急変動し、筋肉は硬くなり、視界も悪い。
寒い家では、
この危険が毎晩繰り返されています🚨
転倒で骨折すれば、
入院、手術、リハビリ。
場合によっては寝たきりのきっかけにもなる。
そうなると、親の生活の質も、
あなたの介護負担も、一気に変わってしまいます。
でも、家が暖かければ、
血圧の変動は穏やかになり、
筋肉も柔らかく保たれ、
夜間トイレの回数も減る。
つまり、転倒リスクそのものが下がるんです。

血圧と睡眠への影響
寒い家で暮らすと、
体は常に体温を保とうとして
血管を収縮させます。
その結果、血圧が上がりやすくなり、
心臓や血管への負担が増える。
特に朝方の血圧上昇は、
脳卒中や心筋梗塞のリスクを
高めることが知られています。
また、
寒さは睡眠の質も低下させます。
足先が冷たいと深い眠りに入れず、
夜中に何度も目が覚める。
睡眠不足は、
認知機能の低下、免疫力の低下、活動量の減少に
つながります。
つまり、寒い家は、
親の健康寿命を確実に削っているんです😰
一方で、暖かく快適な家では、
血圧は安定し、睡眠の質も上がり、
朝の活動もスムーズになる。
薬やサプリに頼る前に、
まず「家の温度」を整えることが、
最も効果的な健康投資なんです。
今日からできる実家の寒さ対策
部分暖房とすきま風対策
いきなり実家を断熱リフォームするのは、
予算的にも合意形成的にもハードルが高いですよね。
でも、今日からできる対策もたくさんあります✨
まずは「部分暖房」。親が長く過ごす場所、
つまりリビング、寝室、トイレ、脱衣所に、
小型の暖房器具を置くだけでも効果は大きい。
特にトイレと脱衣所は、
人感センサー付きのセラミックヒーターが
おすすめです。
入った瞬間に温まるので、
血圧の急変動を防げます。
次に「すきま風対策」。
古い木造住宅は、
窓やドアの隙間から冷気が入り込みやすい。
ホームセンターで売っている
すきまテープを貼るだけで、
体感温度が2〜3度変わることもあります。
そして「寝室の工夫」。
布団に入る1時間前から
エアコンや電気毛布で部屋を温めておく。
湯たんぽを足元に置く。
カーテンを厚手のものに変える。
こうした小さな工夫が、
睡眠の質と朝の活動量を大きく変えます🛏️

窓の断熱が最優先
もう一歩踏み込むなら、
「窓の断熱」が最優先です。
家の熱の多くは、
窓から逃げていきます。
古い単板ガラスのままだと、
どれだけ暖房しても外に熱が逃げ、
結露もひどくなる。
内窓(二重窓)を後付けするだけで、
断熱性能は大幅に向上します。
工事も1窓あたり数時間で完了し、
補助金制度も活用できることが多い。
自治体や国の補助を使えば、
費用負担を大きく減らせます。
親世代にとって、
窓の断熱は「快適さ」だけでなく、
「健康と安全」を守る投資。
説得するときは、
「光熱費が下がる」より
「転倒や血圧のリスクが減る」と伝えるほうが、
納得してもらいやすいですよ💡
あなたの家は「未来の実家」になる
子どもが帰省したくなる家
ここで視点を変えてみましょう。
今あなたが感じている「実家の寒さ」は、
20年後、30年後、
あなたの子どもも感じるかもしれません。
あなたの家が、いつか
「子どもが帰省して寒いと感じる実家」になる。
それは避けたいですよね?
子どもが大人になって帰省したとき、
「実家は暖かくて居心地がいい」と
感じてもらえる家。
そんな家を今から作っておくことは、
家族の絆を守ることにもつながります🏠
暖かく快適な家は、
会話が弾み、笑顔が増え、安心して過ごせる。
そういう家こそが、
子どもにとっての「心のふるさと」になるんです。

生涯現役を支える環境づくり
そしてもう一つ。
あなた自身の健康のことも考えてみてください。
生涯現役で活躍し続けるには、
運動や食事だけでなく、
「老けにくい環境」が必要です。
寒い家、温度差のある家、
結露やカビのある家では、
血圧、睡眠、免疫力、活動量が確実に低下します。
逆に、暖かく快適な家では、
朝の目覚めがよく、活動的に動け、
夜はぐっすり眠れる。
毎日の小さな積み重ねが、
10年後、20年後の健康寿命を
大きく左右するんです✨
親の健康を守るための断熱対策は、
実はあなた自身の未来への投資でもある。
今の家を「未来の実家」として
設計し直すことが、
家族全員の豊かさを守る最善の選択なんです。

まとめ
年末の帰省で
「実家が寒い」と感じたなら、
それは親の健康を見直すサインです。
夜間トイレ、転倒リスク、
血圧の変動、睡眠の質。
寒い家は、
親の健康寿命を確実に削っています。
部分暖房、すきま風対策、窓の断熱。
今日からできる工夫も、
本格的な改修も、
どちらも親の未来を守る投資です。
そして、
あなたの家もいつか「未来の実家」になる。
子どもが帰省して暖かいと感じる家、
あなた自身が生涯現役で活躍できる家。
それを今から整えることが、
家族全員の豊かさにつながります。

「実家の寒さ、
どうにかしたいけど親が動いてくれなくて…」
「自分の家も、将来のことを考えて見直したい」
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それでは、また明日(‘ー‘)/~~
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