自分の家が災害に耐えられるか
不安を感じたことはありませんか?
こころとからだが喜ぶ暮らしを💕
住まいる設計士 岩田邦裕です☘
実は毎年5月8日は「世界赤十字デー」。
この日は
アンリー・デュナンの誕生日であり、
人道支援の大切さを考える日なのです。
彼が始めた赤十字の精神は
「備え」の重要性を教えてくれます。
日本は地震、台風、豪雨など自然災害大国。
2011年の東日本大震災では
約47万棟の住宅が被害を受け、
熊本地震では約20万棟もの住宅に
被害が出ました。
そんな災害から家族を守るためには、
事前の「備え」が命綱となります❗
今こそ防災住宅や耐震性能について
真剣に考えるべき時ではないでしょうか?
災害に強い住まいは単なる建物ではなく、
あなたと家族の命を守る砦なのです。
この記事では、
世界赤十字デーの精神を
住まいづくりに活かす
具体的な方法をご紹介します。
世界赤十字デーとは?
人道支援の原点を知る
世界赤十字デーは
毎年5月8日に祝われる特別な日です。
この日は
アンリー・デュナンの誕生日であり、
彼の理念を称える日となっています。
デュナンは1859年、
イタリアのソルフェリーノで起きた
戦いの惨状を目の当たりにしました。
そこで彼は
負傷者への中立的な
支援の必要性を感じたのです😢
彼の行動と
著書「ソルフェリーノの思い出」が
きっかけとなり、1863年に
赤十字国際委員会が設立されました。
この委員会は現在も
世界中で災害救助や
人道支援活動を行っています。
災害支援と赤十字のつながり
赤十字は戦争だけでなく、
自然災害の被災者支援にも
大きな役割を果たしています。
日本赤十字社は
東日本大震災や熊本地震など、
多くの災害現場で
救援活動を展開してきました💪
彼らの活動は
「備えあれば憂いなし」の精神そのもの。
事前の準備と迅速な対応が
人々の命を救うという理念は、
私たちの住まいづくりにも
通じるものがあります。
災害に強い家を建てることは、
まさに赤十字の精神を
自分の生活に取り入れることといえるでしょう。
災害に強い住まいの基本設計
耐震等級で家の強さを測る
住宅の耐震性能は
「耐震等級」という基準で評価されます。
これは
1〜3までのランクがあり、
数字が大きいほど地震に
強い構造となっています。
建築基準法で
定められた最低限の基準が等級1、
その1.25倍の強度が等級2、
1.5倍の強度が等級3です🏠
等級3の住宅は
大規模な地震でも倒壊しにくく、
家族の命を守る確率が高まります。
新築時に耐震等級3を選ぶことで、
将来の大地震への備えになるのです。
誤解されている方も多いのですが、
木造が地震に弱く、
鉄筋コンクリート造が
強いわけではありません。
耐震等級は、
構造の種類で決まるのではなく、
構造計算とその審査によって決まります。
木造に弱いイメージが
ついてしまっているのは、
重量鉄骨造や鉄筋コンクリート造は、
必ず構造計算を行いますが、
木造の場合、
計算を行わない業者が
多かったことに問題があります。
「でも耐震等級を上げると
コストが高くなるのでは?」と
心配される方もいるでしょう。
確かに初期投資は増えますが、
長い目で見れば安心という計り
知れない価値があります。
実際に地震の被害を受けて
復旧に必要な金額を考えると、
その費用は、とても安いものです。
そのためには、
木造でも構造計算を実施して、
等級を算定してもらってください。
また、
耐震等級の高い住宅は
地震保険料の割引対象に
なることも忘れてはいけません😉
大きな地震でも
住宅が軽微な損傷で済めば、
自宅避難することができます。
水害対策を取り入れた家づくり
近年増加している水害。
台風や豪雨による
浸水被害から家を守るためには、
的確な対策が必要です。
まず重要なのは、
土地選びの段階で
ハザードマップをチェックすること。
浸水しやすい地域では、盛り土や
床下に水が入らないような基礎を
検討しましょう。
電気設備やコンセントは
床から高い位置に設置することで、
万が一の浸水時も電気系統が守られます⚡
また、浸水対策として
水のう(土のうの現代版)や
止水板を準備しておくのも効果的です。
「でも、水害なんてうちの地域では…」
と油断は禁物。
かつて
「安全」とされていた地域でも
豪雨による被害が報告されています。
気候変動により、
今後も水害リスクは
全国的に高まる可能性があるのです。
非常時に役立つ住宅機能
停電に備えたエネルギー対策
災害時には電気・ガス・水道などの
ライフラインが止まることがあります。
そんな時に
自宅で発電できる設備があれば、
避難所に行かずに自宅で過ごせる
可能性が高まります🔋
太陽光発電システムと
蓄電池の組み合わせは、
災害時の強い味方です。
晴れた日なら
発電し続けることができ、
日常生活を維持するのに役立ちます。
LPガス発電機も
非常時の電源確保に効果的。
複数の電源を備えておくことで、
いざという時の安心感が違います。
「でも導入コストが高いのでは?」
という懸念もあるでしょう。
確かに初期投資は必要ですが、
光熱費削減や各種補助金制度を
活用することで、長期的には
経済的メリットも得られるのです。
あなたに代わって、屋根に
太陽光発電を設置してくれる
業者もあります。
屋根を貸した代わりに
電気を通常よりも
安く使えるというようなイメージです。
避難計画を考慮した間取り設計
家族の安全を守るためには、
避難経路を考慮した間取りが重要です。
寝室から玄関や非常口までの経路に
障害物がないか、事前に
チェックしておきましょう。
2階以上に寝室がある場合は、
脱出用のはしごや
簡易避難器具の設置も検討すべきです🪜
さらに、
家具の配置も重要なポイント。
地震の際に家具が倒れて
避難路をふさがないよう、
家具は壁に固定するか、
通路に向けて配置しないようにしましょう。
「うちは古い家だから…」という方も、
リフォームで改善できることが
たくさんあります。
例えば、
避難経路に照明を設置するなど、
小さな工夫が命を救うことにつながります。
ハザードマップを活用した土地選び
地域のリスクを正しく理解する
ハザードマップは
自治体が公開している、
災害リスクを示した地図です。
浸水想定区域や
土砂災害警戒区域などが
色分けされており、
土地選びの際の重要な判断材料となります🗺️
国土交通省の
「ハザードマップポータルサイト」では、
全国のハザードマップを
簡単に閲覧できます。
自分の住んでいる地域や、
これから住もうと考えている
地域のリスクを確認してみましょう。
「でも良い場所には
高いお金がかかる…」と
悩むかもしれません。
立地条件は価格に影響しますが、
災害リスクの低い場所を選ぶことは、
将来の大きな損失を防ぐ投資と考えられます。
家族の安全を第一に考え、
無理のない範囲で最善の選択をしましょう。
地盤調査の重要性
どんなに耐震性の高い住宅でも、
地盤が弱ければ十分な効果を発揮できません。
新築前に地盤調査を行い、
結果に基づいて、
最適な地盤改良工事を検討しましょう🔍
液状化のリスクがある地域では、
より念入りな対策が必要です。
杭基礎や表層改良など、
地盤の特性に合わせた工法を
選ぶことが大切です。
「地盤調査って何をするの?」
と疑問に思う方も多いでしょう。
最近は、保証の関係で
新築時には必須になっています。
木造の地盤調査で一般的なのには
スウェーデン式サウンディング試験があります。
それ以外にもボーリング調査や
表面波探査法などがあり、
土地の状況によって
適切な調査方法を選ぶ必要があります。
これらの調査結果をもとに、
地盤の強度を判断し、
適切な地盤補強と基礎工事の方法を決定します。
少し費用はかかりますが、
家の寿命を左右する重要な投資なのです。
まとめ
世界赤十字デーの「備え」の精神は、
私たちの住まいづくりにも
大きな示唆を与えてくれます。
防災住宅の設計では、
耐震等級3の構造や
水害対策を取り入れることが
家族の命を守る第一歩となります。
また、
非常時のエネルギー確保や
避難経路の確保など、日常生活では
気づきにくい視点も重要です。
さらに、ハザードマップを
活用した土地選びや地盤調査の実施は、
災害に強い住まいの土台となります。
南海トラフ地震が
心配されるこの時代だからこそ、
「備えあれば憂いなし」の精神で
住まいづくりを見直してみませんか?
適切な対策を講じることで、
災害時でも安心して暮らせる
住まいを実現できるのです🏡
自然災害はいつ起こるか分かりません。
しかし、今から対策を始めることで、
大切な家族と住まいを守る可能性は
大きく高まります。
あなたの住まいづくりの参考になれば幸いです。
より詳しい防災住宅の設計や、
お住まいの地域に適した対策について
知りたい方は、専門家にご相談ください。
私たちが無料でおこなっている
「住まいづくり相談」もご利用ください。
専門家が
あなたの家族と住まいに
最適な防災プランをご提案します。
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それでは、また明日(‘ー‘)/~~
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