年の瀬も押し迫る今日この頃、
あなたの家では「あれもこれも」が
積み上がっていませんか?

こころとからだが喜ぶ暮らしを💕
住まいる設計士 岩田邦裕です☘

洗濯物は乾かず、
買い出しの袋は玄関に置きっぱなし、
大掃除の道具はリビングを占領。

頑張っているのに家事が回らない、
そんなイライラを感じているなら、
それは気合いが足りないせいじゃありません。

実は「家の設計」が原因かもしれないんです。

30年間、住まいづくりに
携わってきた私が断言します。

動線と収納を変えるだけで、
家族の可処分時間は
年間100時間以上も増やせます。

お金をかけずにできる工夫から、
本気で変える改修まで。

仕事納め前のこのタイミングで、
あなたの家の"時間泥棒"を見つけてみませんか?


仕事納め前日、我が家で見た「時間の渋滞」

12月27日、
多くの会社で仕事納めが近づくこの日。

私のもとへ相談に来られた
ご夫婦の言葉が忘れられません。

「先生、私たち夫婦で
世帯年収は1000万円あるんです。
でも、時間がないんです」

共働きで必死に働き、
経済的には恵まれている。

なのに朝はバタバタ、
帰宅後も家事に追われ、
気づけば日付が変わる。

子どもとゆっくり話す時間も、
自分の趣味の時間も、まるで取れない。

その原因を探るべく、
実際の生活動線を一緒に歩いてみました。

洗濯機は1階、干し場は2階ベランダ、
取り込んだ衣類は寝室のクローゼットへ。

キッチンから玄関まで遠回り、
買い物袋を運ぶだけで往復3回。

郵便物はダイニングテーブルに山積み。

「これ、毎日やってるんですか?」と聞くと、
「そうですね、普通だと思ってました」と苦笑い。

でもね、これは「普通」じゃない。

家が毎日あなたから時間を奪っているんです💦

私自身も30年前、最初の事務所を構えたとき、
動線の悪さで無駄な動きばかりしていました。

図面を取りに行く、
資料を探す、コピー機まで遠回り。

1日に何度も同じ場所を行き来して、
気づけば本来の仕事に集中できる時間が削られていた。

そこで動線を徹底的に見直したんです。

よく使うものは手の届く範囲に、
作業の流れに沿って配置を変える。

たったそれだけで、
1日2時間は自由時間が生まれました。

住まいも同じ。家事の摩擦を減らせば、
人生の可処分時間が増える。

それは家族の会話、睡眠、健康、
そして、学びの時間になるんです✨


年末に噴き出す「家事が回らない」の正体

問題は「やる気」じゃなくて「距離と手数」

年末になると
家事の負担が一気に表面化します。

大掃除、年賀状、買い出し、親族の来客準備。

普段はギリギリ回していた家事が、突然パンクする。

でもこれ、
あなたの能力不足じゃないんです。

家が「やりにくい構造」になっているだけ。

たとえば洗濯ひとつとっても、
脱ぐ場所と洗う場所と干す場所と畳む場所と
仕舞う場所が全部バラバラだったら、
毎日何往復もすることになる。

1回3分の移動でも、年間にすれば18時間以上のロス。

玄関に収納がなければ、
靴も傘もコートも行き場を失い、
リビングに侵食してくる。

キッチンとダイニングが離れていれば、
配膳と片付けの往復だけで疲れてしまう📦

こうした「小さな不便」は、
忙しい平日は見過ごされがちです。

でも年末のように負荷が高まると、
途端に生活が立ち行かなくなる。

つまり、
家事が回らないのは「家の設計ミス」なんです。


30年の現場で効いた"動線の型"

「ただいま動線」で玄関の散らかりが消える

私が最も効果を実感しているのが
「ただいま動線」です。

玄関から洗面所、着替え場所、荷物置き場までを
一直線でつなぐ設計。

帰宅したら、靴を脱ぎ、
コートを掛け、手を洗い、着替える。

この一連の流れが、
リビングを経由せずに完結する。

すると、リビングに
「外のもの」が入り込まなくなるんです👏

実際、このプランを採用したご家族からは
「散らからなくなった」
「掃除がラクになった」という
声が続々と届いています。

洗濯動線は「洗う・干す・仕舞う」を3メートル以内に

洗濯の負担を劇的に減らすコツは、
全工程を「ひとつの部屋」で完結させること。

洗濯機、室内干しスペース、
ファミリークローゼットを隣接配置するだけで、
移動時間がほぼゼロになります。

「ランドリールームなんて贅沢では?」と
思うかもしれません。

でも、
毎日15分の時短効果があれば、
年間で約91時間の自由が生まれる計算です。

これは家族旅行3回分、
資格試験の勉強なら十分合格ラインに届く時間。

贅沢どころか、立派な「時間投資」ですよ😊

キッチン回遊動線で「行き止まり」をなくす

キッチンが行き止まりだと、
配膳も片付けも全て同じルートの往復になります。

でも、キッチンを
「通り抜けできる」構造にすると、
家事の流れが一方通行になり、スムーズさが段違い。

たとえば、
キッチン→ダイニング→パントリー→キッチンと
回遊できれば、買い物の荷物を
パントリーに入れながら、そのまま調理に移れます。

動きに無駄がないから、疲れにくいんです。


リフォームでも効く改善策

家具配置を変えるだけで動線は生まれる

大がかりなリフォームができなくても、
家具の配置を見直すだけで劇的に変わります。

たとえば、
玄関近くにオープンラックを1台置くだけで、
コート・バッグ・鍵の定位置ができる。

ダイニングテーブルの近くに
ファイルボックスを並べれば、
郵便物や書類の迷子が防げる。

要は「使う場所」に「使うもの」を置くこと。

当たり前すぎて見落としがちですが、
これが家事ストレスを減らす最大のコツです🔑

見える収納で「探す時間」を削る

引き出しの奥にしまい込むと、
「あれ、どこだっけ?」という
時間が発生します。

この「探す時間」、実は
1日平均10分とも言われています。

だから、よく使うものは「見える収納」に。

調味料、文房具、工具、掃除道具。

透明ケースやオープン棚に並べておけば、
探す手間がゼロになり、
家族も手伝いやすくなります。

乾燥機で「天気待ち」から解放される

愛知県は比較的温暖ですが、
冬の曇天や梅雨時は洗濯物が乾かず、
ストレスが溜まりますよね。

そこで私がおすすめするのが、
高気密住宅で換気性を高めて、
脱衣場で衣類を室内干しして乾燥させる。

天気に左右されず、
夜に洗って朝には乾いている。

共働き家庭ほど、
この「天気からの自由」が時間と心の余裕を生みます。

初期投資はかかりますが、
取り戻せる時間を時給換算すると、
1~2年で十分に元が取れる計算になりますよ💡


時間が増えた先に、何を入れますか?

家族の会話が、子どもの未来をつくる

動線と収納を整えて
時間が生まれたら、その時間で何をしますか?

私が30年間、
多くの家族を見てきて確信しているのは、
子どもの学力や人間性は「特別な教育」より
「日常の会話」で育つということです。

夕食を一緒に食べながら今日あったことを話す。

休日に一緒に散歩する。

そんな何気ない時間の積み重ねが、
子どもの思考力、語彙力、共感力を伸ばしていく。

でも、その時間は
「家事が早く終わる家」でしか確保できません。

あなた自身の健康と学びのために

生涯現役で活躍し続けるには、
運動、睡眠、学び直しの時間が欠かせません。

でも、
家事に追われて自分の時間がゼロなら、
健康も知識もどんどん先細りしていく。

家事の時短で生まれた1日30分を、
ウォーキング、読書、オンライン講座に充てる。

それだけで、
10年後のあなたの健康と収入は大きく変わります🌱

豊かさとは、時間とお金の両方を持つこと

年収が高くても、
時間がなければ豊かとは言えません。

逆に、時間があっても
お金がなければ選択肢が狭まる。

家の動線と収納を整えることは、
時間を生み、光熱費や医療費といった固定費も下げ、
結果的に「お金と時間の両方」を増やす投資なんです。


まとめ

仕事納め直前のこの時期、
「家事が回らない」と感じているなら、
それはあなたの努力不足ではありません。

家の動線と収納に問題があるだけです。

洗濯、玄関、キッチン、収納。

この4つの動線を整えるだけで、
年間100時間以上の自由時間が生まれます。

家具の配置を変える、
乾燥機を導入する、見える収納にする。

今日からできる小さな改善もたくさんあります。

そして本気で変えるなら、
間取りやリフォームという選択肢も。

増えた時間を、家族との会話に、
自分の健康に、学びに使う。

それが、
生涯豊かに暮らせる人生の土台になります。


「うちの家、もっと暮らしやすくできるかな?」
「動線や収納、どこから手をつければいいんだろう?」
そんな疑問やモヤモヤがあるなら、
ぜひ一度お話ししませんか。

30年間、健康で豊かに暮らせる
住まいづくりに取り組んできた経験から、
あなたの暮らしに合った"時間が増える工夫"を一緒に考えます。


住まいづくり相談

「時間が足りない」を、家から変えてみませんか?

いわいハウジングでは、
動線・収納・暮らしやすさを中心にした
「住まいづくり相談」を行っています。

新築でもリフォームでも、
今の暮らしの困りごとから一緒に整理していきましょう。

お問い合わせは簡単です。

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(いわいハウジングの代表番号は0586-71-3800)

 

それでは、また明日(‘ー‘)/~~

#家事動線 #時短家事 #共働き住宅 #収納計画 #豊かな暮らし

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