注文住宅をお考えの方の中には、家の中で原因不明の体調不良の経験がある方もいるのではないでしょうか。それは、シックハウス症候群が原因かもしれません。

近年、シックハウス症候群対策として注目されているのが塗り壁材としても使用される「漆喰」です。ここでは、漆喰の仕組みやメリットなどを解説します。

□そもそも漆喰とは?

*漆喰とは

漆喰(しっくい)とは、消石灰(水酸化カルシウム)を主な原料しています。石灰石を1000℃以上で焼いて水を加えたものです。

エジプトのピラミッドの壁に使用されたことが起源となっており、それ以降も古代ギリシャやローマ時代の建築物にも使用されていたことが、ポンペイの遺跡などから判明しています。

日本では、1300年前に平安時代初期の神社仏閣建築で使用されたのが初めてとされています。飛鳥時代には、奈良の高松塚古墳やキトラ古墳などに使われていました。兵庫県の姫路城は、漆喰の美しさから白鷺城と呼ばれています。

大理石の元にもなっている消石灰は、空気中の二酸化炭素を吸収します。繊維や糊がブレンドされ、空気中の二酸化炭素と結合して固まります。珪藻土と同様、空気が乾燥すると水分を放出し、湿度が高くなると水分を吸収します。つまり、温度や湿度を一定に保つ効果が期待できます。

一般的にボンドが入っている漆喰と、完全自然素材の漆喰があります。F☆☆☆☆(エフフォースター)の表示があれば、ボンド(化学合成樹脂)が入っている漆喰となります。

また、漆喰の種類には、普通漆喰,土佐漆喰,屋根漆喰,灰土漆喰,南蛮漆喰、天川漆喰などがあり、会社ごとに取り扱っている漆喰が異なりますので、まずはお問い合わせしてみてください。

□漆喰のメリットについて

*調湿性に優れている

漆喰は、梅雨や夏の湿度が高いときは空気中の水分を吸い込み、乾燥した冬場は湿気を放出する調湿性があります。室内の温度や湿度を一定に保つ効果が期待できるので、年中快適に生活できることでしょう。また、調湿性により結露を防げるため、木材の腐敗を抑制して住宅の耐久性を高めてくれます。

*耐火性に優れている

漆喰は、建築基準法第2条第9号の中で不燃材料として認められ、耐火性に優れています。万が一の火災で燃えても、有害なガスを発生させる心配はありません。この耐火性が理由で、昔の城壁などに使われていました。

*シックハウス症候群の対策になる

漆喰は、シックハウス症候群の原因の1つとされるホルムアルデヒドを吸着・分解する性質があります。建材では有害物質を発生させるものを使用していなくても、家具などから発生する可能性があります。わずかな有害物質でも吸着してくれるので、敏感な方も安心して生活できることでしょう。

□まとめ

ここでは、漆喰の仕組みやメリットなどを解説しました。漆喰には、他にも消臭効果や抗菌性が期待できます。シックハウス症候群の対策にも活用できる自然素材なので、これから新築をご検討中の方は、自然素材の漆喰を活用してみてはいかがでしょうか?

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です