月刊ファミリー2025年2月15日号掲載

住宅の耐震性も大切ですが、電気火災にならない対策も

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能登半島で地震が発生しました。
被災されたすべての方々にお見舞い申し上げるとともに、被災地域の皆様の安全確保を心よりお祈りいたします。

今回も地震時に火災が発生してしまいました。
暖房器具に可燃物が接触するだけでなく、ガス管や電気配線の破損でも火災は発生します。
また、電気が復旧した際にスイッチが入ったままの電気機器から出火する通電火災も多く発生します。

通電火災が最初に問題にされたのは、私が住宅相談員として現地に入った阪神淡路大震災時の神戸市長田地区だったと記憶しています。
大規模地震時に電気が原因の火災は、延焼火災につながる出火原因の約6割を占めると言われています。

地震時の電気火災は、感震ブレーカーなどの器具を事前に設置することで防ぐことができます。
感震ブレーカーとは分電盤に設置して、震度5強以上の揺れを感知した場合に電気供給を自動的に止める器具です。

コンセントに設置して、揺れを感じると

分電盤に信号を送って、電気の供給を遮断する器具もあります。
これですと分電盤を改修すことなく、ご自身で設置ができるので、器具代の数千円からの費用で対策できます。

電気火災で財産を失う前に対策されるのをおすすめします。

住まいる先生 岩田邦裕
kunihiro@iwaihousing.com
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