今日6月17日は、
国連が定めた
「砂漠化および干ばつと
闘う世界デー」です。

こころとからだが喜ぶ暮らしを💕
住まいる先生こと岩田邦裕です☘

お子さんの将来のために
SDGsや環境問題を学ばせたい。

そう願う親御さんは
多いことでしょう。

でも、聞いてください。

どれほど素晴らしい本を読ませ、
知識を詰め込んでも、
毎日の暮らしを営む
「家」そのものがエネルギーを
垂れ流す環境では——

それは「言行不一致」を
子どもに教え続けることに
なりかねません。

今日は、建築家として
そして大学で教えてきた立場から、
「環境教育としての家づくり」
についてお伝えします。


「砂漠化と闘う世界デー」に考える。家と地球の深いつながり

6月17日が「砂漠化と闘う世界デー」になった理由

6月17日は、
国連が定めた
「砂漠化および干ばつと
闘う世界デー」です。

1994年のこの日、
国連砂漠化対処条約が
採択されたことを記念して
制定されました。

現在、地球の陸地の約3分の1が
砂漠化の影響を受けており、
毎年約600万ヘクタールの土地が
失われ続けています。

これは
日本の国土面積の約16%に
相当する広さです。

気候変動・過度な開発・
エネルギーの無駄遣い。

これらが複合的に
絡み合いながら、
地球の「皮膚」ともいえる
表土を蝕み続けています。

SDGsの17の目標のひとつ
「陸の豊かさも 守ろう(目標15)」は、
まさにこの問題に直結しています。

「地球規模の視座」は、どこで育まれるのか

この仕事を始めて
30年近く経ちますが、ある言葉が
今でも頭に残っています🌿

「先生、うちの子は
環境問題にすごく関心があって。
でも、家に帰るとエアコンを
つけっぱなしで困っています」

40代のお母様が、
少し苦笑いしながら
おっしゃいました。

「電気を大切に」と
口では言えても、
家が暑くて不快だから
エアコンを切れない。

その矛盾を、子どもは
ちゃんと感じています。

「知識」と「暮らし」が
バラバラな環境では、
本物の環境意識は育ちません。

大学などの教壇で気づいた「環境と人間の行動」の関係

私は、
大学などで教えてきました。

その中で
繰り返し実感してきたのが、
「人間の行動は知識よりも
環境(インフラ)によって決まる」
という事実です。

心理学では
「行動は意志よりも
状況に依存する」という
原則があります。

どれほど崇高な
環境意識を持っていても、
毎日の暮らしを支えるインフラが
それと矛盾していれば、
行動は変わりません。

逆に、暮らしのインフラ自体が
「地球に負荷をかけない 設計」に
なっていれば、
子どもは
特別な教育を受けなくても、
自然に地球規模の視座を
身につけていきます。


「言行不一致の家」が子どもの矛盾を生む

断熱性能が低い家が生む「最大の矛盾」

親が「電気を大切に」
「地球を大切に」と
教えている一方で、
断熱性能が低いために
夏も冬もエアコンを
フル稼働させなければ
ならない家。

これは、
子どもにとって
最大の「矛盾した環境」です。

断熱性能を示す「UA値」は、
数字が小さいほど高性能です。

性能の低い家では、
夏は外の熱が
そのまま室内に入り込み、
冬は暖めた空気が
どんどん逃げていきます。

エネルギーを
垂れ流さなければ
快適さを維持できない
住まいでは、
本質的なエコロジーの精神は
育ちません。

「言葉でエコを教えながら、
暮らしでエネルギーを無駄にする」。

この矛盾を
毎日目の当たりにする子どもの心に、
何が刻まれるでしょうか。

子どもは「言葉」より「環境」から学ぶ

子どもは、
親の言葉以上に、
取り巻く環境(インフラ)から
無意識に学びます。

これは発達心理学の
基本的な知見です。

毎日の暮らしの中で
「自然と快適でいられる家」に
育つ子どもと、
「エアコンをフル稼働しないと
不快な家」に育つ子どもでは、
エネルギーへの感覚が
根本から違ってきます。

前者の子どもは、
「快適さとエネルギーの節約は
両立できる」という
体験的な確信を持ちます。

後者の子どもは、
「快適さにはエネルギーが
必要だ」という
無意識の前提を持ち続けます。

どちらが
グローバルな環境問題を
自分事として考えられる大人に
育つでしょうか🎯


「三つの健康」が、生きたSDGsの教材になる

パッシブデザインが「地球との対話」を教える

家族の健康、
住まいの健康、
そして地球の健康。

この「三つの健康」を
体現する住まいは、
子どもにとって
生きた教材となります。

太陽の光と風の通り道を
計算し尽くした「パッシブデザイン」。

パッシブデザインとは、
太陽の熱・光・風などの
自然エネルギーを
最大限に活かす設計のことです。

夏は深い庇が
強い日差しを遮り、
冬は低い角度の太陽光を
部屋の奥まで届ける。

風の通り道を
計算した窓の配置が、
梅雨でも心地よい空気を
保ちます。

この「自然と協調する設計」の中で
育つ子どもは、地球の仕組みを
身体で理解していきます。

国産の自然無垢材が「森林サイクル」を守る

さらに、
国産の自然無垢材を使うことで
森林サイクルを守るという選択。

日本の森林は
手入れされることで
健全に育ちます。

国産材を使う住まいは、
日本の山の 手入れを促し、
森林の保水力を高め、
砂漠化とは真逆の方向へ
地球を向かわせます。

「この家の床は
日本の山から来た
木でできている」。

そのことを
子どもが知るとき、
遠い砂漠の問題が
自分の足の裏とつながります。

これが、
「地球規模の視座」を
育む最高の情操教育です🌿


世界基準の環境が、世界基準の思考を育てる

WHO基準の住環境が「グローバルスタンダード」を肌で教える

グローバル人材を 育てる上で、
「住環境の質」は直結しています。

世界保健機関(WHO)は2018年に
住宅と健康に関するガイドラインを
発表し、
冬季の室内温度を
18度以上に保つことを
強く推奨しています。

これは
「ヒートショック予防」だけでなく、
子どもの認知発達と学習効率を
守るための国際基準でもあります。

このWHO基準を
日常から享受することは、
本物のグローバルスタンダードを
肌で知る経験に直結します。

「世界の基準で
生きている」という感覚が、
グローバルな思考の土台に
なっていきます。

「クリーンな空間」が脳の思考力を解放する

冬の寒さや夏の猛暑による
ストレス(ノイズ)から
完全に解放された
クリーンな空間でこそ、
子どもの脳はクリアに働きます。

脳科学的に見ると、
室温が適切でない環境下では
前頭前野の活動が低下します。

前頭前野とは、
思考・判断・創造性を担う
脳の中枢です。

「集中して勉強しなさい」と
口で言う前に、
脳が本来の力を発揮できる
温熱環境が整っているかを
確認することが、
親ができる最大の教育サポートです。

快適な住環境が
保証する「脳のクリアさ」の中で、
豊かな自己肯定感と
深い思考力が育まれていきます。


まとめ——家づくりは、次世代への「思想の継承」である

今日「砂漠化と闘う世界デー」に
改めてお伝えしたいことが あります。

断熱性能が低い家は、
エコを語りながらエネルギーを
垂れ流す「矛盾の環境」を
子どもに与え続けます。

パッシブデザインと
国産自然無垢材が体現する
「三つの健康」の住まいは、
子どもにとって生きた
SDGsの教材となります。

WHO基準の住環境が
グローバルスタンダードを
肌で教え、
クリアな室温が脳の思考力を
解放し続けます。

どのような思想で
作られた家に住むかは、
どのような大人になるかを
決める重要な要素です。

家族の健康と資産を守りながら、
同時に地球の未来にも 貢献する。

そんな次元の高い
「究極のインフラ投資」について、
ぜひご家族で
対話を深めてみてください。


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それでは、また明日(‘ー‘)/~~

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