あなたのお住まいは
何年持つと思いますか?

こころとからだが喜ぶ暮らしを💕
住まいる設計士 岩田邦裕です☘

驚くことに、
日本の住宅の平均寿命は
わずか30年と言われています。

高度経済成長期から、
多くの住宅会社は工業製品を多用し、
施工の簡略化と利益優先の家づくりへと
舵を切りました。

その結果、住む人の幸せよりも、
建てる会社の効率が優先される
住まいが増えてしまったのです。

一方で、
何百年も風雪に耐えてきた
神社仏閣を訪れると、
不思議と心が落ち着きませんか?

その魅力は、
天然素材が時とともに育む
風格にあります。

檜や杉の白木が、
やがて灰色から墨色へと
変化していく姿に、
私たちは歴史と美しさを感じるのです。

本来、
日本の家づくりは自然と共生し、
時を経るほどに価値が増すものでした。

今こそ、日本人の美意識に
根ざした家づくりに
立ち返る時なのではないでしょうか?

神社建築に見る日本の美意識

時を経るほどに増す魅力

古い神社に足を運ぶと、
なぜか心が動かされます 🌟

その荘厳な佇まいには、
長い年月を経て培われた
独特の風格があります。

新築されたばかりの神社よりも、
風雪に耐えた古い社殿に惹かれるのは、
日本人特有の感性かもしれません。

私たちは無意識のうちに、
時間が刻んだ物語に価値を
見出しているのです。

その魅力は
一朝一夕では生まれません。

何十年、何百年という時の流れが、
建物に深みと品格を与えてくれるのです 🌲

白木から墨色への変化が語る物語

檜や杉などの白木は、
最初は明るく清々しい印象です。

しかし時間とともに、
木の成分であるリグニンが
紫外線によって変化し、褐色へ、
そして灰色から墨色へと
移り変わっていきます。

日本人はこの自然な変化を受け入れ、
むしろその姿に美を見出してきました 🍃

屋根の銅板が緑青に変わり、
瓦に苔が生え、木部が墨色に変化する。

そうして初めて、
建物は真の風格を獲得するのです。

現代住宅が失ったもの

工業製品化された住まいの限界

現代の住宅はどうでしょう?

化学製品や工業製品を多用した家は、
新築時こそ輝いていても、
年月とともに劣化するばかりです 😢

塗装は剥げ、傷がつくと見苦しく、
人工的な素材は味わいを
増すことなく、ただ古びていきます。

それは「経年美化」ではなく
「経年劣化」と呼ぶべきものです。

だからこそ、
日本の住宅は短命になって
しまったのではないでしょうか。

住む人ではなく会社のための家づくり

高度成長期以降、
住宅産業は効率化を追求してきました。

規格化された部材を使い、
誰でも簡単に施工できるように 🏭

その結果、職人は
高度な技術が求められなくなり、
会社の利益を最大化する住宅が
増えていったのです。

しかし、
そこに住む人の50年後、
100年後の幸せは考慮されていません。

本当の豊かさとは何かを、
私たちは見失ってしまったのかもしれません。

天然素材が持つ本当の価値

経年変化と経年美化の違い

天然素材の最大の特徴は、
時間とともに味わいが増すこと 🌿

新築時の木材の香りや
美しい木目も素晴らしいですが、
それは始まりに過ぎません。

家族の思い出とともに、
木は色を深め、風合いを
増していきます。

触れば触るほど艶が出る無垢の床、
日々の暮らしに寄り添う木目の天井。

それらは使えば使うほど、
愛着が湧くものばかりです。

湿度調節など日本の気候に適した特性

天然素材には
もうひとつ、大きな魅力があります。

それは湿度を
自然に調整する能力です 💧

湿気の多い日本の気候風土において、
これは非常に重要な機能。

木材や壁は湿気を吸収し、
乾燥時には放出します。

そのおかげで、
エアコンだけに頼りきらない、
呼吸する住まいが実現するのです。

日本の家づくりの原点に立ち返る

長く住み継げる家の条件

本物の家づくりとは、
50年、60年経ってこそ価値が出るものです 🏡

そのためには、
まず素材選びから見直す必要があります。

天然の木材を活かし、
自然素材を適材適所で使う。

そして何より大切なのは、
メンテナンスのしやすさ。

手入れを楽しみながら、
家と共に歳を重ねていく
暮らし方が理想的です。

時代を超える普遍的なデザイン

流行に左右されない
スタンダードな意匠も、
長く愛される家の条件です。

奇をてらったデザインは、
すぐに古びてしまいます 🕰️

シンプルで機能的、
そして日本の風土に根ざしたデザインこそが、
時代を超えて愛され続けるのです。

それは
日本建築が千年以上にわたって
培ってきた知恵の結晶なのです。

まとめ:本物の家づくりへの道

日本の伝統的な家づくりの知恵は、
長い年月をかけて育まれてきました。

天然素材を活かし、
経年変化を楽しみ、
住めば住むほど味わい深くなる家。

そんな本物の家づくりは、
決して過去の遺物ではありません 🌈

むしろ、短寿命住宅という
現代の課題を解決する鍵となるはずです。

新築の輝きだけでなく、
年月を経た美しさも大切にする。

それこそが、
日本人本来の美意識に沿った
住まいづくりではないでしょうか。

家づくりは、100年の計です。

今こそ、本当の豊かさを
考える時なのかもしれません。


住まいは単なる器ではなく、
家族の歴史を刻む大切な舞台です。

あなたの家づくりに、
日本古来の知恵を取り入れてみませんか?

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木材商として創業し、90年の会社です。

尾州町家の思想を受け継ぎ、
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それでは、また明日(‘ー‘)/~~

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