みどりの日という特別な一日に思うこと

自然に引き寄せられる、人間の本能

今日5月4日は、みどりの日です。

「自然に親しみ、
その恩恵に感謝する」という
意味を持つ祝日ですね。

こころとからだが喜ぶ暮らしを💕
住まいる先生こと岩田邦裕です☘

ゴールデンウィークのこの時期、
公園や山、川へ出かける人が
ぐっと増えます。

なぜ人は、
こんなにも自然へ向かうのでしょう。

疲れているから、です。

体も心も、
回復を求めているんです。

でも少し立ち止まって
考えてみてください。

私たちが一日の中で
もっとも長く過ごす場所は、
どこでしょうか。

公園でも、山でも、
川沿いでもありませんよね。

そう、家の中です🌿


30年前、ある相談者の言葉が忘れられない

私がこの仕事を始めた頃のこと。

30年ほど前、
あるご夫婦の相談を受けました。

奥様がこう言ったんです。

「先生、うちの家にいると
なぜかいつも疲れるんです。
外に出ると楽なのに」

当時の私は、
「気のせいでは」と
思いかけていました。

でも家の中を見て、
すぐに気づきました。

床は工業製品の合板フローリング
壁は化学系のクロス
建具も樹脂製のもの。

どこを触っても、
冷たくてつるつる。

まるで、体が
「ここは自然じゃない」と
感じ取っているようでした。

その後、
リフォームで
無垢の床と漆喰の壁に変えたら、
奥様がこう言いました。

「家にいるのが
好きになりました」と😊

この経験が、
今日のテーマを書く
きっかけになっています。


外に出たくなるのは、家が足りていないサイン

みどりの日に自然へ出かけたくなる。

それはとても自然な気持ちです。

でも実は、
毎日の暮らしの中に
少しでも自然素材があれば、
日常の疲れの取れ方が 変わってくるんです。

「週末だけ自然に触れる」より、
「毎日、家の中で自然に触れる」。

これが、私の30年の持論です。

家の中の素材は、
見た目のおしゃれではなく、
家族の健康を支える
"毎日の環境医療"に近い。

そう思っています。


毎日触れる素材が、体と心に影響する理由

足ざわりと体の緊張は、つながっている

あなたは今朝、
床を素足で歩きましたか。

その感触を、
少し思い出してみてください。

ひんやりと硬い床と、
ほんのり温かみのある木の床では、
体の反応がまったく違います。

冷たい硬い床に素足で立つと、
体は無意識に緊張します。

足の筋肉が固まり、
背中に力が入り、 肩が上がる。

これが毎朝繰り返されると、
慢性的な疲れや
肩こりの原因になるんです⚠️

逆に、無垢材の床は
適度な弾力と温かみがあります。

足裏が自然にほぐれ、
体全体の力が抜ける。

これだけで、
朝のスタートが変わります。

睡眠の質・集中力・回復力という
毎日のパフォーマンスは、
こんな小さな積み重ねで
決まっているんです。


壁の質感が、呼吸と睡眠を変える

次は壁の話です。

ビニールクロスの壁は、
見た目はきれいですが、
湿気を吸いません。

室内の湿度が上がりやすく、
夏はじめじめ、冬は乾燥しすぎる。

この湿度の乱れが、
睡眠の質を下げます。

深夜に目が覚めたり、
朝に喉が痛かったりするのは、
壁の素材と関係していることが
少なくありません。

一方、漆喰や珪藻土の壁は、
湿気を自然に吸放出します。

呼吸するような壁、
とよく言いますが、
まさにそのとおりで、
室内の空気が整いやすくなります。

空気が整うと、
深い呼吸ができる。

深い呼吸は、
自律神経を整え、
睡眠の質を上げます。

「ぐっすり眠れた」
「朝がすっきりした」という声は、
素材を変えた後によく聞きます💡


手すりや建具の触感が、自立感を守る

もうひとつ、
見落としがちな素材があります。

手すりや建具の触感です。

50代、60代になると、
階段の手すりに
自然と手が伸びる場面が
増えてきます。

そのとき、
冷たい金属の手すりと、
木の手すりでは、
握った瞬間の安心感が違います。

木は体温に近い温もりがあり、
握ると自然に力が入ります。

「自分でしっかり支えられた」
という感覚が、
自立感につながるんです。

心理的な安心感は、
体の動き方にも影響します。

自然素材の触感は、
見えないところで
毎日の自立を支えています。


自然素材を取り入れる家づくりの考え方

全部を変えなくていい。まず床から始める

「自然素材の家にしたい」
と思っても、
全部を一度に変える必要は ありません。

もっとも効果を感じやすいのは、
床です。

一日のうち、
床に触れる時間は 想像以上に長い。

起きてから寝るまで、
ずっと足の下にあるものですから。

無垢の床材は、
合板フローリングより
初期コストが上がることもあります。

でも、
光熱費・医療費・不調による
時間ロスという
「見えないコスト」を考えると、
長い目では十分に元が取れます。

設計と素材の選び方で、
"ラクに整う家"は つくれるんです。


自然素材は"毎日の環境医療"という考え方

私は30年間、
この仕事をしてきて、
ひとつの持論があります。

自然素材は、
おしゃれのためではない。

家族の健康寿命を支える
"毎日の環境医療"に近い、
ということです。

病院に行くのは、
何か起きてからですよね。

でも家の中の素材は、
毎日24時間、
静かに体と心に働きかけています。

良い素材は、
疲れの取れ方を変え、
睡眠の質を上げ、
集中力と回復力を守ります。

これは、
大げさな話ではありません。

私が参加していた
国土交通省のスマートウェルネス事業を
統括されていた
慶應義塾大学の伊香賀研究室など、
科学的なデータでも
住環境と健康の関係は
実証されています。

「長生きしたい」ではなく、
「今日も元気に動けること」。

その基盤を、
家の素材が静かに 支えているんです🌿


高性能と自然素材は、両立できる

「自然素材を使うと、
高性能住宅にはならないのでは?」

そう思う方も いるかもしれません。

でも、これは誤解です。

超高断熱・超高気密の性能と、
無垢材・漆喰・珪藻土などの 自然素材は、
まったく矛盾しません。

むしろ、
気密性能が高い家ほど、
内装素材の影響が大きくなります。

空気の入れ替えが
コントロールされているからこそ、
壁や床の調湿効果が
より良い形で発揮されます。

だからこそ、
高性能な家ほど、
自然素材を選ぶ意味があります。

設計と性能と素材を
三つ一緒に考えること。

それが、
本当に暮らしやすい家の
つくり方だと思っています。


まとめ

みどりの日に自然へ出かけたくなるのは、
体と心が回復を求めているからです。

でも、一日の大半を過ごすのは
家の中です。

床の足ざわり、
壁の質感、
手すりや建具の触感。

毎日触れる素材は、
無意識の緊張や疲れ方に
影響しています。

自然素材は見た目のおしゃれではなく、
睡眠の質・集中力・回復力を守る
"毎日の環境医療"です。

高性能な家と自然素材は 両立できます。

設計と性能と素材を
一緒に考えることが、
家族の健康寿命を 静かに支えます。


今の家の素材や性能が
気になり始めた方へ。

「うちの家、大丈夫かな」という
漠然とした不安でも、
ぜひ聞かせてください。

30年間、
健康と住まいに向き合ってきた
私とスタッフが
あなたの暮らしに合った提案をします。

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それでは、また明日(‘ー‘)/~~

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