月刊ファミリー2023年10月15日号掲載

気候変動なのでしょうか?住まいと暮らしにも変化が!

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私の会社は、この地でずっと住まいづくりに取り組んで、創業88年をむかえました。

一宮は、暮らすのには意外に厳しい気候だというのに気づかれておられるでしょうか?

一宮の夏はとても蒸し暑く、体感的に気温以上に暑さを感じます。
そして、冬は、伊吹おろしと呼ばれる強い北風が吹き、気温以上に寒さを感じます。

気候変動なのか、今年は、いつまでも蒸し暑い日が続いているかと思えば、あっという間に北風が吹き始めました。
春と秋が短くなったのを感じます。

この地に住んで住宅の設計をしている私たちは、伊吹おろしが吹く側には玄関をつくらないようにします。
なぜなら、玄関以外は、開けなくても生活できますが、玄関は開けないと生活できません。
風が強い場所に玄関を設けると、玄関ドアから入った強風で室内の温度を急激に変化させてしまいます。

近年は、

換気性能が良い家に住んでいる人の場合、一年を通して、窓を開けずに生活される人が増えました。
夏と冬は、健康のために冷暖房するのが常識になり、窓を開けません。
そして、春と秋が短くなって、窓を開けずに快適に健康的に暮らせるなら、窓を開けたくないと考える人が増えているのも当然かもしれません。

住まいる先生 岩田邦裕
kunihiro@iwaihousing.com
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