住まいる考166「人生百年時代の住まい④ 四季を感じられる暮らし」

月刊ファミリー2020年9月15日号
いわい一級建築士事務所 住まいる先生 岩田邦裕

人生百年時代の住まい④四季を感じられる暮らし

四季を感じるというと、旅をすることを想像された人もいるかもしれません。
日常の中で季節を感じられるのが本当の豊かな暮らしではないでしょうか。

一宮の市街地で暮らしていますと窓を開け放して、四季を感じるという訳にはいかないかもしれません。
しかし、窓から見える風景の中に少し緑があるだけで心の潤いが違ってきます。
人間は長い年月を森で暮らしてきた動物だからです。

近年の気象異常と高齢化により、家の中の冷暖房の役割が大きくなってきています。
冷暖房の効率化を求めるあまり、安易に窓を小さくする設計者も増えています。
しかし、南面の大きな開口部と冷暖房効率を両立する設計は可能です。
冬に南面の窓から入る太陽は、体と心を温めてくれます。

また、陽気が良い季節には、窓を開けて風を通して季節を感じたいものです。
通風も換気の一種ではありますが、冷暖房する季節に通風をして換気すると冷暖房効率が悪くなります。
換気は人にも建物にも必要です。
換気は、機械換気に任せ、四季を感じるための通風とは別に考えるのが、人生百年時代にふさわしい住まいのあり方になります。

いわい一級建築士事務所
住まいる先生 岩田邦裕
kunihiro@iwaihousing.com
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