今日6月7日は
「緑内障を考える日」です。
こころとからだが喜ぶ暮らしを💕
住まいる先生こと岩田邦裕です☘

そして東海地方も、
いよいよ梅雨入りの足音が
聞こえてくる時期になりました。
どんよりとした
曇り空が続く梅雨時、
「家の中くらいは 明るくしよう」と、
すべての部屋に
煌々(こうこう)とした
LEDのシーリングライトを
つけていませんか。
その「単調な明るさ」が、
ご家族の自律神経を乱し、
お子さんの視力と集中力を
奪っているかもしれません。
心理カウンセラーと
建築家の両方の視点から、
今日は「光の設計」という
インフラの本質をお伝えします。
「緑内障を考える日」と、光が脳に与える影響の話
6月7日が「緑内障を考える日」になった理由
6月7日は
「緑内障を考える日」です。

「6(りょく)7(な)」という
語呂合わせから生まれた
この記念日。
緑内障は、
視神経が傷つくことで
視野が欠けていく病気で、
日本の失明原因の第1位と
されています。
40歳以上の約20人に1人が
罹患しているとも言われており、
自覚症状が出にくいため
「見えない病気」とも
呼ばれています。
目の健康を考えるとき、
多くの方がサプリメントや
定期検診を思い浮かべます。
でも今日、
私がお伝えしたいのは
「家の中の光環境」が
目と脳に与える影響です。
「目が疲れる家」で過ごした夜の記憶
この仕事を始めて
10年ほど経った頃のことです。

ある相談者のご夫婦が
「なんとなく家にいると疲れる」
という お悩みを持って
訪ねてこられました🌿
お宅にうかがうと、
天井の中央に
大きな蛍光灯の
シーリングライトがひとつ。
昼光色の青白い光が、
部屋全体に一様に広がっていました。
「明るくしたほうが
気持ちいいと思って」
奥様がそう
おっしゃいました。
でも夕方7時、
夕食後の時間帯に
その光を浴び続けることが、
脳に「まだ昼間だ」と
誤認させていたのです。
「眠れない」
「朝起きられない」
「なんとなくだるい」
その不調の根本に、
「光の設計の失敗」が
ありました。
心理カウンセラーとして気づいた「光と自律神経」
私は建築の仕事と並行して、
心理カウンセラーとしての学びも
深めてきました。
その視点から見ると、
光の問題は想像以上に深刻です。
人間の体内時計は、
「光の質と量」によって
制御されています。
特に、青白い光
(昼光色・色温度6000K前後)は
脳内の「メラトニン
(睡眠ホルモン)」の分泌を
強力に抑制します。
夜間にこの光を
浴び続けることは、
脳に「まだ昼間だ (働け)」と
誤認させている状態です。
睡眠の質が下がり、
翌日の集中力と回復力が
著しく低下します。
ビジネスや資産運用で
高いパフォーマンスを
発揮し続けたい 50代・60代にとって、
家が「脳を休められない空間」に
なっていることは 大きな損失です。
「明るければ良い」という照明計画の落とし穴
均一な光が「脳の誤作動」を引き起こす
「明るい家は良い家」という
思い込みを、
今日手放してください。
心理学や脳科学の観点から見ると、
夜間やリラックスすべき時間帯に、
天井から直接
強い光を浴び続けることは、
交感神経を 過剰に刺激します。
交感神経とは、
緊張・興奮・活動を
促す神経のことです。
本来、夜は
副交感神経が優位になり、
体が「回復モード」に
入るべき時間です。
ところが、
均一で強いシーリングライトは
この切り替えを 妨げます。
「疲れているのに眠れない」
「横になっても頭が冴えている」
こういった症状が続いているなら、
家の「光環境」を
疑ってみてください。

梅雨時の「日照不足」がセロトニンを枯渇させる
さらに梅雨特有の問題があります。
梅雨時期は 日照時間が減ることで、
精神を安定させる
「セロトニン」の分泌が
低下します。
セロトニンとは、
気持ちを安定させ、
やる気と集中力を
支える脳内物質です。
別名「幸福ホルモン」とも
呼ばれています。
大人は気力が奪われ、
子どもは情緒が
不安定になりがちです。
「梅雨になると なんとなく気分が
上がらない」という感覚は、
気圧のせいだけでは ありません。
自然光の不足が
引き起こしている
生理的な反応です。
ここで多くの方が
「だから室内を 明るくしよう」と
シーリングライトを全開にします。
でもそれは、
セロトニンの問題は
解決できないまま、
夜の交感神経の過剰刺激という
別の問題を
生み出してしまいます🎯
子どもの視力低下と「光環境」の深い関係
そして、
お子さんの視力の問題も
見逃せません。
近年、
子どもの 近視が
急増しています。
その原因のひとつとして、
「屋外での自然光不足」が
挙げられています。
自然光には、
近視の進行を抑制する
波長の光が含まれていると
されています。
梅雨の時期、
外遊びが減り、
室内の人工照明の下で
過ごす時間が増えます。
この時期の光環境の設計が、
お子さんの視力の将来を
左右する可能性があります。
自律神経を整える「光のコントロール」
「タスクライト」と「間接照明」が空間を変える
では、どうすれば
良いのでしょうか。
答えは
「光の質と方向を
コントロールする」ことです。
私は若手技術者に向けて
建築設備を教える立場として、
照明計画は
単なるインテリアではなく、
重要な「環境設備」であると
お伝えしてきました。
具体的には、
二つのアプローチが あります。
ひとつは
「タスクライト」です。
必要な場所だけを
照らす手元の照明で、
全体を明るくせずに
作業に必要な明るさを確保します。
もうひとつは
「間接照明」です。
壁や天井に
光を反射させることで、
直接光の眩しさを抑えながらも
十分な明るさを 確保します。

時間帯と目的で「光の色温度」を変える
照明の「色温度」も重要です。
色温度とは、
光の色合いを数値で表したもので、
単位はK(ケルビン)です。
6000K前後の昼光色(青白い光)は、
集中力を高めますが、
夜間に使うと睡眠を妨げます。
2700〜3000Kの電球色
(暖かみのある光)は、
リラックスを促し、
副交感神経を優位にします。
理想は、
朝から昼は昼光色で
活動モードに入り、
夕方以降は電球色に切り替えて
回復モードに移行することです。
最近は
色温度を調節できる
「調色機能付きLED」が
普及しています。
設計段階で
この機能を組み込むことが、
生涯の睡眠の質と回復力を守る
「光のインフラ」になります🏡
梅雨の日照不足から、子どもの心身を守る
トップライトとハイサイドライトが「自然光」を届ける
人工照明だけでは
解決できない問題があります。
それが「自然光の質」です。
曇りの日でも、
自然光は人工照明とは
異なる波長の光を含んでいます。
この自然光を
室内に届けるために有効なのが、
「ハイサイドライト(高窓)」です。
ハイサイドライトは
壁の高い位置に設ける窓で、
道路や隣家からの
視線を遮りながら
自然光を取り込めます。
これらを
適切な位置に設けることで、
梅雨の曇り空の下でも室内に
自然光の恩恵を
届け続けることができます。
「自然無垢材」が光を美しく拡散させる

もうひとつ、
見落とされがちな要素があります。
それが「内装材の選択」です。
自然の無垢材は、
光を柔らかく
反射・拡散する性質があります。
人工的なビニールクロスや
光沢のある素材は、
光を鋭く反射して
眩しさを生みます。
一方、
無垢の木材や
珪藻土・漆喰などの自然素材は、
光を温かく 拡散させます。
これにより、室内全体が
柔らかく均一に明るくなります。
目への負担が減り、
長時間過ごしても
疲れにくい空間が生まれます。
子どもの視力を守りながら、
深い集中力を養う土台となる
環境です。
「心理的安全性の高い光環境」が子どもの成長を支える
心理カウンセラーとして
お伝えしたいことが あります。
光環境が整った空間は、
子どもの「心理的安全性」を
高めます。
眩しくなく、
均一で柔らかな光に
包まれた空間では、
脳が「ここは安全だ」と感じます。
この安心感が
学習への集中力を育て、
自己効力感の発達を支えます。
季節の変動に
左右されない安定した光環境が、
梅雨でも変わらない
子どもの情緒の安定と
深い集中力の土台となるのです。

まとめ——光の設計は、家族の健康を守る「インフラ投資」である
今日「緑内障を考える日」に
改めてお伝えしたいことがあります。
「明るければ良い」という
思い込みを手放してください。
夜間の均一な 青白い光は、
脳の体内時計を 狂わせ、
睡眠の質と回復力を低下させます。
梅雨時の日照不足は
セロトニンを枯渇させ、
大人の気力と子どもの情緒を
不安定にします。
タスクライトと
間接照明の組み合わせ、
時間帯による色温度の切り替え、
ハイサイドライトによる
自然光の確保、
そして自然無垢材による
光の柔らかな拡散。
これらが揃ったとき、
家は「脳を休められる空間」に
なります。
家の照明や窓の設計は、
後から簡単に
変えることができません。
薬やサプリメントに頼る前に、
家の中の「光」を整える。
これこそが、
生涯現役で活躍するための
最も費用対効果の高い
健康投資であり、
次世代に引き継ぐべき
資産価値の高い家の条件なのです。

「光環境の設計や
採光計画について
詳しく相談したい」
「梅雨でも明るく
快適な家づくりを考えたい」
そんな方は、
ぜひ一度ご相談ください。
30年間、住まいと
家族の健康・資産の関係を
追い続けてきた私が、
あなたのご家族に合った
最適な設計を一緒に考えます。
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それでは、また明日(‘ー‘)/~~
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