窓は採光だけじゃない。
景色が、暮らしの質をつくる。

こころとからだが喜ぶ暮らしを💕
住まいる先生こと岩田邦裕です☘

「今年の桜、もう満開?」

週末に桜並木に
出かけられて方も多いのでしょうね!

多くの人が桜並木に殺到しているのを見て、
ふと思ったんです。
「自分の家の窓から、桜が見えたら、
どんなにいいだろう」と🌸

窓というのは、不思議なものです。
採光のためだけにある、
と思っていませんか。
でも本当は「何が見えるか」によって、
家で過ごす時間の質がまるで変わるのです。

大きければいい、というものでもない。
隣家の壁しか見えない大窓より、
空と庭木がちらりと見える小窓のほうが、
心にずっと余白をつくってくれます。

50代・60代になるほど、
家で過ごす時間は確実に増えます。
その時間の「景色」を、
今から考えてみませんか。

桜のニュースが教えてくれること

窓から見える春の景色

テレビの前で、ふと立ち止まった朝

毎年この時期になると、
ニュースで「桜の満開」が報じられます。

今年も、
朝のニュースを見ながら、
コーヒーを一口飲んだ瞬間でした。

アナウンサーが
「今年の桜、名古屋では
例年より7日も早く満開です」と言い、
画面には満開の桜並木が映し出されました🌸

そのとき、ふと気がついたんです。

「あ、外の景色を、
ちゃんと見ていなかったな」と。

春になると、
人は不思議と「外」に目が向きます。

冬の間は締め切っていたカーテンを、
なんとなく開けたくなる。

窓の外の木が、
少し緑っぽくなってきたことに気づく。

住まいの相談を
30年間続けてきたなかで、
ずっと思っていたことがあります。

それは、「窓の景色が、
暮らしの気分をつくる」ということです。

記憶のなかの「景色のある窓」

私自身、若い頃に
住んでいた集合住宅を思い出します。

南向きの、
決して大きくはない窓でした。

でも、正面に小さな公園があって、
季節ごとに木の葉の色が変わるのが見えた🍃

朝、その窓を開けると、
まず葉っぱの揺れる音が聞こえた。

それだけで、
なんとなく今日も悪くないな、
と思えたものです。

のちに引っ越した部屋は、
横幅だけは広い、立派な窓がありました。

でも目の前は、お隣の外壁。

グレーのコンクリートが、
どんっと見えるだけ。

朝カーテンを開けるのが、
なんとなく億劫になりました。

窓の「大きさ」より
「何が見えるか」のほうが、
よほど大事だと気づいたのは、
あの経験があったからです。

「窓の景色」が暮らしに与える影響

隣家の外壁 グレーの壁 × 大きいだけ ◎
空と緑が見える → 同じ「南向きの窓」でも、
見える景色はこんなに違う

「景色」は、睡眠の質と集中力に効く

窓から自然の光と緑が見えると、
目覚めの気分が変わります。

これは単なる
「気持ちの問題」ではありません。

朝の自然光が目に入ることで、
体内時計がリセットされます。

その日の睡眠リズムが整いやすくなる。
夜に自然とよく眠れるようになる、
という好循環が生まれます。

また、
緑のある景色を一瞬でも見ることで、
ストレスホルモンの一種「コルチゾール」が
下がるという研究結果もあります🌿

つまり、
窓から庭木や空が見えることは、
睡眠の質・集中力・回復力という
「見えないパフォーマンス」に、
じわじわと効いてくるのです。

50代60代に「景色のある窓」が大切な理由

若い頃は、
忙しくて家にいる時間が少ない。

だから
窓の景色なんて気にしていられない、
という方も多いです。

でも、
50代・60代になってくると、
どうでしょうか。

家で過ごす時間が、
確実に増えてきます。

定年後は特にそう。

朝から夕方まで、
家の中にいることも珍しくなくなる。

そのとき、
窓から見える景色が「灰色の壁」なのか
「青空と緑」なのかで、その日の気分が、
月々の気持ちが、年々の暮らしの質が、
まるで変わってくるんです。

「医療費」を減らすために
健康を気にする方は多いのに、
窓の景色が及ぼすストレスや
睡眠への影響に気づいている方は、
意外と少ない。

これは「見えないコスト」のひとつだと、
私は思っています。

"いい窓"をつくる3つの視点

①空と緑が見える高さ ②視線を外しながら庭を見る ③小窓でも「抜け感」をつくる

視線の「抜け」をつくることを最優先に

窓を設計するとき、
真っ先に考えてほしいのは
「視線の抜け」です。

部屋から外を見たとき、
視線がどこまで届くか。

壁で止まるのか、空まで抜けるのか。

これだけで、
部屋にいるときの
「開放感」がまるで違います。

たとえば、隣家が近い場合。
大きな窓を設けても、
隣家の外壁しか見えなければ逆効果です。

そんなときは、
高い位置に
横長の窓(ハイサイドライト)を設けると、
空だけが視界に入ってきます。

隣家の視線を気にせず、
空の広がりを感じられる。

これが「景色をつくる」という発想です🌤️

「何が見えるか」を設計段階で決める

新築や建て替えのタイミングで、
ぜひ取り組んでほしいことがあります。

それは、
窓を「どこに」
「どのくらいの大きさで」
設けるかではなく、
「窓を通して何を見るか」から
逆算することです。

庭に木を植えるなら、
その木が一番美しく見える
角度・高さに窓を合わせる。

空をよく眺めたいなら、
空が切り取れる位置に開口部を設ける。

「設計と性能でラクに整う家」というのは、
こういう細かい視点の積み重ねで生まれます。

景色のある窓は、贅沢品ではありません。

心の余白を毎日補充してくれる、
生活インフラなのです😊

📌 まとめ

桜のニュースが流れる季節、
私たちは外の景色に目を向けます。

そのとき
「自分の家の窓から、何が見えているか」を、
ぜひ一度確かめてみてください。

「いい窓」の条件は、大きさではありません。

視線が抜けるかどうか、
季節の変化が感じられるかどうか、
そして家族の気分転換になっているかどうかです。

50代・60代になるほど、
家で過ごす時間は増えます。

その時間の「景色」が、
睡眠の質・集中力・回復力という
見えないパフォーマンスに効いてくるのです。

大きな窓より、空と庭木が見える小さな窓。

隣家の壁ではなく、青空が見える高窓。

それが、50代60代の暮らしに
本当に必要な「窓のかたち」です🌸

窓の景色をどう設計に落とし込むか、
具体的なイメージが湧いてこない場合は、
ぜひ一度ご相談ください。

30年間、住まいと健康を
研究してきた視点から、
あなたの敷地と生活に合った
「景色をつくる窓」のアドバイスをお伝えします。

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それでは、また明日(‘ー‘)/~~

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