連載を振り返って思う
いま求められているもの

もうすぐ、春ですね。お気づきかですか。
今号で100回を迎えました。

私は連載を始めた頃、大学で非常勤講師をしながら住宅設計をしていました。

他で書いた私のコラムをこちらの担当の方が読まれたのがきっかけで依頼をいただきました。
休んだ時期もありましたが、このように永く連載を続けられましたのも関係者の皆様と読者の皆様のおかげです。
心より感謝申し上げます。

私の住宅設計の基本コンセプトは、「こころとからだに優しい暮らし」です。
連載を依頼されたのも、このような考え方を地域の方にも伝えてほしいということでした。
住宅というものを家族の成長を育む空間ととらえる人が出てきた時期だったのかもしれません。

当時に比べ、私たちを取り巻く環境は、変わりました。
異常気象を伴う地球温暖化、迫る大規模地震、増えるヒートショック死、増え続ける光熱費などです。

これらの難しい話題を取り上げる事が多かったかなと。
そこで次号からは、原点に立ち返って、皆様が楽しくご家族と健康で暮らしていただく話題を取り上げていきたいと思っています。
よろしく、お願いします。