月刊ファミリー2024年5月15日号掲載
ナイチンゲールも記した健康に暮らすための住環境
健康に暮らせる家と聞いて、どんなことを連想しますか?
シックハウスの危険が少ない天然素材を使用している、室内の温度が一定でヒートショックのリスクが少ない、湿度の調整作用のある天然素材の内装材でダニやカビの発生が少ない、というのが、すぐに思い浮かぶかもしれません。
看護覚書を著したナイチンゲールは、「看護とは新鮮な空気、陽光、暖かさ、睡眠、休息、清潔、静かさを保ち、食事などを適切に選択し管理すること、患者の生命力の消耗を最小にするように整えることである。」と150年以上前に記している。
この言葉は、病気を発症し看護を必要とした人向けの言葉かもしれませんが、未病の状態で健康に暮らしたいと願っている人にとっても同じことがいえるのではないでしょうか。
健康に暮らすために整えなくてはいけない要素は
ナイチンゲールが記した時代と何も違っていません。
しかし、すべてを完全に整えるのは、大変なことです。
そして、これらの要素の一つでも欠けているのも良くありません。
ご家族の健康を守るのには、それぞれについて、少しずつでも改善していくことがとても重要になります。
心と身体が休まる環境を整えて、健康に暮らす家にしていただけることを願っています。
住まいる先生 岩田邦裕
kunihiro@iwaihousing.com
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