こころとからだが喜ぶ暮らしを❤
一宮市の設計工務店 三代目 一級建築士
住まいる設計士 いわくにです🎵

 

先日、ロンドンで
高層住宅でおきた大規模火災の
原因が気になってた。

 

今日、届いた、
雑誌に記事が載ってた!

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外壁の外側に
断熱材が張られていた
ということは、

ニュースでも報道されてた。

 

とても
非常に気になってた。

 

日本でも
発泡系断熱材を使った
外張り断熱工法が普及してる。

 

以前、
ある量産ハウスメーカーが、
外張りでしょ!
ってコマーシャルを
バンバン流して、
対応に困った時代が有った。

 

鉄骨造だと
おそらく外張り以外には、
断熱性能を出しにくい。

だから、
そのメーカーさんは、
外張り断熱を採用して、
コマーシャルを流してた。

 

しかし、何事も
メリットもあれば、
デメリットもある。

 

鉄骨造の場合には、
外張り断熱にすることが、
メリットが勝っていたので、

そのメーカーさんは、
外張り断熱を採用した。

 

木造の場合、
外張り断熱にするメリットよりも
デメリットのほうが勝っている。

 

なのに、
来店するお客様は、
口をそろえて、

「外張り断熱を
採用していないなんて、
遅れてますね!」って (ToT)

 

その度に
外張り断熱、
外断熱、内断熱の説明を
繰り返していたものだ!

 

外張り断熱に
することは、できるけど、
お客さんにとって
メリットがあるわけでない。

だから、
外張りでないほうが良いと
お話をするのだが、

量産メーカーは、
技術力があるから
外張り断熱ができるけど

技術ができないんだと
解釈する人が続出して、
大変な目に合ってた(^.^;...

外張り断熱にした時に
技術者として、
問題に感じるのが、
湿気の問題と火災の問題!

 

木造でも鉄骨造でも
壁内の湿気を出してやらないと
建物が痛みやすい。

 

湿気を
排出する構造にするのは、
外張り断熱でないほうが良い。

そして、
断熱材に湿気がこもると
断熱性能が落ちていく。

 

外張り断熱の場合、
使用する断熱材は、
火にあまり強くないものを
使用することになる。

 

そして、外断熱の場合

外からの火から
断熱材を守るバリアを
何層にすることもできない。

 

お隣からの延焼を
心配しなくていけなくなる。

 

こんなわけで、
外張りにしないと
断熱性能を確保できない
鉄骨造以外では、
外張り断熱に
するメリットはない!

 

だから、
いわいの家
標準仕様は、
外張り断熱は採用していない。

断熱性能も
湿気対応も
防火性能も
優れている。

 

お客様が快適に
過ごすことと
建物が長持ちするように
考えるのは、

技術者の役目o(^o^)o

ロンドンの今回の火災では、

断熱材の湿気対策と
断熱性能を高める目的で

断熱材と外壁材の間に
空気が流れるように
すき間が設けられてた。

 

その空気が流れる
通気層が煙突の役目をして、
一気に燃え広がったということだ!

 

日本の外張り断熱の住宅も
この構造になってる。

 

日本でも
外張り断熱の住宅は、
なんらかの対策が
必要になると思う。

 

いわいの家の標準仕様は、
外張り断熱でないから、
その対策は必要ないけどね(^_^)

 

それでは、また明日(‘ー‘)/~~

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