| 木の住まいB |
木材の含水率は、 乾燥収縮による変形、強度に大きく影響するため、 極めて重要にな要素であることは、 前回までにお伝えしてきた通りです。 一般に、木材を乾燥すると、 まず細胞の外側にある自由水が失われ、 その後、細胞の内側にある結合水が徐々に減少していきます。 自由水がなくなり、 結合水が細胞内で飽和状態にある繊維飽和点で、含水率は約30%です。 自然乾燥では、含水率15%程度にまで下がります。 さらに人工的に乾燥させると、 最後には水分を全く含まなくなります。 結合水の減少によって、 乾燥収縮が生じ、強度は反対に増していきます。 含水率は、最終的には、 接している空気の湿度と温度に応じて平衡状態になり、 その含水率は、15%程度です。 ですから含水率15%以下の木材を使用することが理想的なのです。 乾燥した木材を使用しても、 雨に濡れると再び水分を含んでしまうのではないか? と思われるかもしれません。 実際には、雨など、一時的に外部から木材に侵入する水分は、 晴れた天気が続けば1週間程度で放散されます。 もともと内部に蓄えていた水分を放出するには、 しばらく時間がかかります。 しかし、雨などで一時的に外部から侵入する水分は、 それより早く放出されるのです。 |