「シックハウス症候群」と
命名された上原先生と共に

今日は、お子さんの成長を祝う七五三の日ですね!
お子さんと幸せな暮らしがしたいと家を建てて、体調が悪くなったとしたら、悲しいですよね。
今から22年前にそのような体験されて、被害を訴える活動を始められたのが、歯科医師の上原裕之先生です。

自宅兼診療所を建てたところ、ご家族、従業員に目が沁みる、気分が悪くなるという症状が出て、原因を調べられた結果、合板から発生したホルムアルデヒドの濃度が、工場なら労働基準監督署の改善命令が出る数値であることをつきとめられました。
室内建材に使われた有害科学物質による症状を「シックハウス症候群」と名付け、この問題を関係官庁に訴える活動をさられたことで、2003年建築基準法にシックハウス症候群対策が盛り込まれました。素晴らしいことです。

上原先生は、現在、「健康・省エネ住宅を推進する国民会議」の理事長として、日本の住環境の改善に向けて、中央官庁、学識者の方々と取組まれています。先日、私が名古屋大学で講演したのも、その一環でした。

健康を育む住まいの普及により、皆さんの暮らしが豊かになるとよいです。